最終更新日:2020/04/15
成城石井のデザートと言えば真っ先に浮かぶのが「プレミアムチーズケーキ」です。今や不動の人気No1の成城石井の看板商品です。
この記事では、プレミアムチーズケーキの商品概要やこだわり、味わい、食べ方などをまとめ、この商品が成城石井で売れ続けている理由を考えます。
成城石井でプレミアムチーズケーキが誕生したのは2003年。銀座の老舗フレンチ「マキシムドパリ」出身のパティシエで、セントラルキッチンの菓子グループ長の光野正三さんが開発を手掛けました。
意外なことに、プレミアムチーズケーキが成城石井のデザート部門で売り上げ1位を獲得したのは2007年のこと。つまり、発売から何年もかけてリピーターや口コミでゆっくりとファンが増えていった商品のようです。
プレミアムチーズケーキは下記の3層から構成されています。
表面:シュトロイゼル
中心部:クリームチーズ生地にアーモンドスライスとレーズンのアクセント
土台:きび砂糖を使用したスポンジ生地
表面を覆うシュトロイゼルは、バターとアーモンドプードルをたっぷり使ったセントラルキッチン手作り素材。
シュトロイゼルのサクサク感を出すため、生地はオーブンで2回焼き上げられています。まずはスポンジを焼き、その後チーズを絞り込んでシュトロイゼルをかけて2回目の焼き上げを行います。
実際食べてみると、シュトロイゼルの厚さによって食感がサクサクの部分とシャリシャリの優しい部分があります。噛むと香ばしいバターとアーモンドの風味を感じます。
写真のように、シュトロイゼルの下には濃厚なクリームチーズ層。ずっしり詰まった重たいクリームチーズ生地に、アーモンドスライスとレーズンがたっぷり練り込まれています。このアーモンドスライスは生のアーモンドを約1時間かけてローストされています。
硬めでほろほろした質感のクリームチーズは口に入れるとなめらかに溶けていき、コクと甘みが広がります。噛むとアーモンドのサクッとした食感と香ばしさ、そしてレーズンの風味とほのかな酸味が味わい全体を引き締めます。
土台のスポンジ生地はしっかりした質感で重ため。カステラのような焼けたきび砂糖の香ばしい風味が感じられます。
合わせて口に入れると、様々な食感の楽しさと、アーモンドやレーズン、バター、きび砂糖などの風味が複雑に重なり、リッチな味わいとともに満足感を与えてくれます。そして、どこか素朴で主張し過ぎない飽きのこない味わいです。
飽きのこない味である一方、このプレミアムチーズケーキは、濃厚でとても食べ応えがある点も特徴です。1/8カット(182kcal)でも十分満足できます(勢いで1本ひとりで食べてしまったときには、1456kcal摂取という大後悔が待っています)。1本790円(税抜)でこのボリューム感はお得です。
また、このプレミアムチーズケーキは凍らせて美味しいことでもよく知られています。凍らせることでクリームチーズ層が固まり、濃厚なアイスのようになります。生地の冷たさが味わいを少しさっぱりさせ違う印象で楽しめます。冷凍するときは、予めカットして1切れずつラップで巻いて冷凍庫に入れましょう。
通常の賞味期限は、製造日から4日ですが、冷凍することで短くても1~2週間は美味しく楽しめます。解凍するか、そのままアイス風に食べるかはその日のご気分で。
また、プレミアムチーズケーキの原材料は、
と添加物はほぼ入っていません。手頃な価格ながらシンプルでナチュラルな素材で作られている点も人気の理由かもしれません。
最後に、プレミアムチーズケーキが売れ続ける理由を下記にまとめました。
・手間を惜しまないこだわりの製法が生む高い品質
・複雑な風味がありながら主張しすぎず飽きのこない味
・美味しさだけでなく圧倒的な食べ応えもありコストパフォーマンスが高い
・冷凍や半冷凍でも美味しく食べられ、冷凍することで保存性も高い
・添加物が少なくナチュラルな素材でシンプルに作られている
プレミアムチーズケーキは発売から17年以上も売れ続けているロングセラー商品。ファンやリピーターが増え、企業側だけでなく多くの人にとってもなくてはならない大切な商品に育っています。
そして今もなお、成城石井の店頭にはプレミアムチーズケーキがポップとともに置かれ、新たなファンを増やし続けています。
現在、成城石井にはプレミアムチーズケーキの他にも興味深いたくさんの種類のチーズケーキが販売されています。
今後もどんな商品が出てくるのか、そしてプレミアムチーズケーキもどう進化をしていくのか楽しみです。