最終更新日:2019/03/18
近ごろ、あなたのお家の周りにチーズ専門店や輸入食品店が増えたと感じることはありませんか?
身近なスーパーでも、扱うチーズのバラエティが増えていますよね。
チーズに関する疑問がわくことも多いのではないでしょうか。
そんなとき、チーズの本があると大変便利です。
私は、本が好きで、チーズの本は何十冊ともっています。
そんな私が、現在販売されているチーズに関する書籍の中で特におすすめな良書を7冊選びました。
お気に入りの一冊にきっと出会えるはず!
Contents
チーズプロフェッショナル協会会長で、チーズ専門店「フェルミエ」社長の本間るみ子さんの著書です。
世界中の生産農家を訪れて美味しいチーズを知っている本間さんがチョイスした厳選チーズ75種類が掲載されています。
この本の一番の魅力は、きれいな写真をベースに、そのチーズの要所が完結にわかりやすくまとめられていること。
美味しいそうな写真でイメージを膨らませながら、心地よく本を読み進められます。
この本をつまみにお酒が飲めるかもしれません(笑)
こちらの本の著者は、ファビアンというフランス人です。
先程紹介した本間さんのお店の元店員であり、「世界最優秀フロマジェコンクール」で優勝経験もあるチーズのスペシャリストです。
私は彼を知っていますが(仕事で商談したり彼のお店で買い物したり)、本当に勉強家でチーズに対する愛情やこだわりが半端じゃありません。
そんな努力やチーズへの思いがしっかり詰まったのがこちらの本です。
表面的なチーズの紹介ではなく、彼の経験から語る生きた表現でチーズの良さがストレートに伝わってきます。
チーズに関わるエピソードやお酒との相性についても詳しく書かれています。
ただのチーズ本ではなく、まるで彼がお店でチーズの解説をしているような気分にさせてくれる楽しい本です。
ナチュラルチーズと言えば輸入食品のイメージがありますが、近年の国産ナチュラルチーズの品質向上はめざましく、海外でも高く評価されて始めています。
この本は、そんな評価の高い情熱的な日本のチーズ工房20社を取材し、その工房の商品や歴史について紹介しています。
実際に訪ねて生産者と話したからこそわかるチーズ造りの苦労や裏話まで記されていて、読んでいるうちに応援したい気持ちが自然と湧いてきます。
その生産者がチーズ造りで具体的にどんな点にこだわっているのか他の本には載っていないチーズ造りの技術的な話もとても勉強になります。
日本のナチュラルチーズ好きはもちろん、まだ食べたことのないあなたにこそ読んでほしい一冊です。
チーズのレシピ本は山ほど出版されていますが、最も簡単で実用的なレシピ本がこちら。
とにかく簡単にこだわったレシピが掲載されていて、まさにアイディアの宝庫。
本のサイズもコンパクトで使いやすいです。
チーズプロフェッショナルの受験やレストランでサービスの仕事をしている方におすすめなチーズ本がこちら。
レストランサービスで必要なチーズの知識やテクニックがまとめられています。
チーズの保存方法、チーズの状態の見分け方、カットの仕方、皿の盛り付け方などなど。
フランスやスイスでも修行経験のあるレストランサービスのスペシャリストの久保田さんのノウハウが学べます。
仕事抜きに、「チーズをきれいに盛り付けてお家でオシャレなおもてなしがしたい」と考えているあなたにもおすすめです!
この本はチーズの資格「チーズプロフェッショナル」の教本です。
この内容がすべて理解できていれば資格に合格できます。
それだけあって、内容はチーズに関するあらゆる項目が詳しく書かれています。
しかも数年前の大幅な改訂で写真はカラーになり、イラストや図表も増えて読みやすくなっています。
ちなみに、この本はチーズプロフェッショナルを受験すると受験者全員に配られます。
チーズを深く学びたいあなたは必携です!
チーズの原料や製造工程などについて科学的なアプローチで書かれた本。
7名の一線で活躍する専門家が各自の専門分野について詳しく記しています。
内容はかなり専門的でマニアックです。
理系分野に関心のない人には退屈な本かもしれません。
でもチーズを掘り下げて深く学びたい人にとっては最もおすすめな本です。
チーズプロフェッショナルの教本以上の濃い内容が詰まっています。
いまやインターネットで何でも調べられる時代ですが、その情報に本ほどの信頼性はありません。
私もインターネットで他のチーズの記事を読んだりしますが、間違った情報もよく見かけます。
実際、チーズの知識の浅い人が書いたであろう記事も検索上位に表示されていたりします。
そういう意味で、Webサイトの情報を信じてしまうのは危険です。
誰が書いているのかわからないWebサイトの情報よりも、キャリアのある専門家が書いた本の方が確実です。
ぜひチーズに興味をもって、ちょっとでも勉強してみたいと思ったら今ご紹介したような本を手に取ってみてください。
P.S.
もちろん当サイトでも、より楽しく正確な記事を目指して努力していきますので今後ともよろしくお願いいたします。