最終更新日:2019/04/16
日本人がチーズに合わせるお酒として最も馴染みがあるのはビールではないでしょうか?
もちろんチーズと言えばワインと答える人も多いでしょうが、実際にはビールのおつまみとしてチーズを楽しんでいる人は多いと思います。
この記事では、そんなビール好きなあなたのためにビールとチーズの相性について考え、その食べ合わせをご紹介していきます。
ぜひビールを飲む癒しのひと時をチーズの力でより最高な時間にしてみてください。
Contents
それでは、ビールとチーズの相性を考える上で押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
これらのコツを頭に入れておくとチーズやビールを選ぶのが楽になります。
また、おすすめの食べ合わせの例もご紹介するので興味のあるあなたは実際に試してみてくださいね。
相性を高めるポイントの一つが、「チーズとビールの産地を合わせる」ことです。
これはビールに限らずワインやほかの飲みものでも言えることです。
例えば、あなたがビールの生産で有名な地域でチーズ造りをしようと考えてみてください。
自分がつくるチーズの個性として、そのチーズとビールの相性を良くしようと思いませんか?
実際に同郷同士の組み合わせを試すと、ほとんどの場合とてもよくマッチします。
ですので、ビールと相性の良いチーズに悩んだら、まずはビールで有名な国のチーズを選んでみましょう。
そしてビールの本場と言えば、ドイツ、ベルギー、イギリスなんかが思い浮かびますよね。
例えば、ベルギーの同郷同士の食べ合わせはいかがでしょう。
ベルギーを代表するトラピストビール(修道院でつくられるビール)で最も歴史のある「シメイ」。
シメイ郊外にあるスクールモン修道院でつくられていますが、その修道院ではチーズも生産されています。
その中で、「シメイ・ア・ラ・ルージュ」はシメイビールで表皮を洗って熟成させたビールで、当然シメイビールと相性抜群。
これこそ同郷の食べ合わせの極みです。
言うまでもなくチーズは種類によって様々な味わいがあります。
軽やかで爽やかなチーズもあれば、甘みとコクがしっかり感じられるチーズもあります。
もっと細かく味をみると、味わいの強弱だけでなく、酸味、甘味、塩味、苦味、旨味のバランスもチーズによって違います。
そして、ビールと合わせるときもそのビールの味の強弱とバランスが近いものを選ぶと食べ合わせとして上手くいくことが多いです。
白カビチーズにクリームを添加して仕上げた、なめらかな口当たりと繊細かつリッチな味わいが特徴のフランス産チーズです。
王道はシャンパンとの食べ合わせですが、ビールと合わせるなら味わいも繊細で口当たりがなめらかな ビールが最適。
例えば、国産のヴァイツェン(小麦)ビールの銀河高原ビール。
キレや苦味は穏やかで、柔らかくまろやかで優しい印象のビールです。
この繊細な口当たりとビールの柔らかな甘みとコクがチーズのクリーミーなコクとマッチします。
チーズは風味の視点で見ても多くのバリエーションがあります。
ハーブを纏ったチーズやスモークをかけたチーズ、ドライフルーツが練り込まれたチーズなんかもあります。
そういった風味と近い風味のビールがあれば食べ合わせてみてください。
違和感ない相性に驚くはずです。
黒ビールを代表するギネス。
焙煎した香ばしい風味と苦味が特徴です。
そのローストの風味とスモークチーズの燻製香はとても良くマッチします。
上にご紹介したスモークチーズは、燻製の香りがしっかり効いた風味の豊かさが特徴でスーパーで売っているものと比べものになりません。
黒ビールはもちろん、ウイスキーとの相性も抜群で贅沢おつまみとして言うことありません。
チーズとビールの相性について説明してきましたが、もちろん食べ合わせに正解はありませんし、好みも人それぞれです。
あくまで参考程度にチーズやビール選びに役立てて頂ければと思います。
今やコンビニですらたくさんの種類のビールが販売されています。
味わいもそれぞれ個性があって楽しいですよね。
ぜひあなたのお気に入りのビールと相性の良いのはどんなチーズなのか、この記事の内容を頭の片隅に入れて考えてみてください。