最終更新日:2020/03/19
先日、スーパーマーケットの紀伊国屋で見つけた「マスカルポーネいぶりがっこ」という商品。意外と多くのスーパーや酒屋さんで販売されていて気になっている人も多いのではないでしょうか。
私もずっと気になっていましたが、先日やっと試すことができたのでレポートします。
マスカルポーネいぶりがっこは、燻製BALPALという燻製・チーズ専門店の商品のひとつです。
この燻製BALPALというお店では、他にもいろいろな種類のチーズの燻製や美味しそうなおつまみが販売されています。例えば珍しいもので、スモークしたブルースティルトンやミモレットなんてものもあります(個人的に気になる)。
このマスカルポーネいぶりがっこは、マスカルポーネチーズ、クリームチーズ、いぶりがっこを合わせた商品です。「いぶりがっこ」とは、燻製した大根を米ぬかで漬け込んだ秋田県の特産品です。
今やメジャーなレシピとなったクリームチーズといぶりがっこの組み合わせですが、この商品にはちょっとしたこだわりがあります。
写真のとおり、表面にいぶりがっこのスライス、中には細かく刻んだものがたっぷり練り込まれています。
しかも、この2種の漬物は製法が違います。
表面のものは燻製した大根を漬けこんだ従来のいぶりがっこで燻製香もライト。
一方で、中の刻まれたものはたくあんを燻製したもので強めにスモークが効かせてあります。
このように、2種の漬物の製法とスモークの効かせ具合を変えることで味わいに奥行きを出しています。
サイズは75gと小さめですが、リッチな味わいかつスモークもしっかり効いているのでおつまみの存在感として十分です。
カロリーは、1個190kcal程度です。価格は、紀伊国屋で537円(税込み)。
さて、実食です。パッケージを開けると燻製の香りがたっぷり広がります。
マスカルポーネとクリームチーズを混ぜた生地は、やや硬めで粘りがあります。そこに刻まれたたくあんの燻製がゴロゴロとたっぷり入っています。
口に入れるとチーズといぶりがっこからくるコクのある甘みが広がり、それから柔らかいほのかな酸味が感じられます。全体的に塩味は穏やかです。
表面のいぶりがっこはシャキシャキ食感、中のたくあんの燻製はソフトで少ししんなりしています。この食感の違いも食べていて楽しさを感じます。このように、2種の漬物の燻製香の強さと食感に違いを出しているあたりに燻製BALPALのこだわりが感じられます。
燻製BALPALのマスカルポーネいぶりがっこは、クリーミーなチーズと複雑な燻製香の相乗効果に加え、いぶりがっこの食感がさらに楽しさを呼ぶ一品でした。
お酒は、日本酒はもちろん、燻製の香りが強いので樽を効かせた濃厚な白ワインやスモーキーなウイスキーとよく合いそうです。クラッカーを添えると味がより広がります。また、トマトなどの野菜に添えても好相性。
おつまみのバリエーションとして手軽に一品加えたいときにおすすめしたいです。