最終更新日:2019/07/31
黒い大理石模様が目を引く「アイリッシュポーター」というチーズ。
見た目同様に味わいもちょっと個性的なチーズですが、意外と食べやすくファンも多いチーズです。
この記事では、アイリッシュポーターとはどんなチーズなのか、産地や特徴、食べ方などをご紹介します。
チーズの分類;セミハードタイプ
産地:アイルランド・リムリック州
原料乳:牛乳
アイリッシュポーターは、アイルランド南部のリムリック州で作られるセミハードタイプのチーズです。
アイリッシュポーターは、チェダーチーズと同じ製法でつくった生地を細かく砕き、そこにアイルランドの黒ビール「ポーター」を混ぜて成形して仕上げます。
このチーズの一番の特徴である焦げ茶色の大理石模様は、その製法と黒ビール「ポーター」の色からきています。
香りは、チェダーチーズの甘いミルクの香りの中にローストしたような芳ばしさがあります。
食感はチェダーチーズよりも柔らかく、弾力のある生地が噛むと口の中で心地よく崩れます。
味わいは、豊かなミルクのコクと甘みとともにチェダー製法特有の酸味と黒ビールのほろ苦味が広がります。
カカオのような甘香ばしい風味が余韻に複雑さを与えます。
アイリッシュポーターは、そのまま食べるのがおすすめです。
やはり個性的なチーズは、あまり手を加えないのが一番です。
黒ビールの芳ばしさとほろ苦味を楽しみましょう。
そして、その時にぜひ一緒に飲みたいのが、黒ビールあるいはコーヒーです。
このチーズの芳ばし風味と苦味が、ビールやコーヒーと見事に調和します。
黒ビールと楽しむなら、一緒にソーセージのグリルを添えようものなら飲み過ぎてしまうこと間違いなし!
そして、意外にもコーヒーとも好相性。
朝の目覚めの1杯とともにアイリッシュポーターを食べれば1日の活力が沸いてきます。
アイリッシュポーターの味わいを一言で言うと、ほんのり苦味が効いたチェダーチーズです。
ですので、食べ方ももちろんチェダーと同様、サラダやサンドイッチの具材にしたりトーストにして焼いてみるのもおすすめです。
その時はチーズのほろ苦味と調和するように、牛肉や豚肉を合わせて脂の甘みと調和させたり、ドレッシングを少し甘めに仕上げると全体の味のバランスが良くなります。
アイリッシュポーターは、アイルランドを代表するチーズのひとつです。
アイルランドの黒ビール「ポーター」の苦味とチーズのコクが調和した特徴的な味わいが魅力です。
そして、その魅力は黒ビールやコーヒーと合わせた時に倍増します。
苦味が効いたチーズは意外と少ないだけに、黒ビールやコーヒーが大好きなあなたはぜひ試してみてください。
きっとお気に入りの食べ合わせになるはずです。