最終更新日:2019/05/01
普段何気なく目にする「マスカルポーネ」というチーズの名前。
でも、実際
「マスカルポーネってどんなチーズ?」
と問われてあなたは答えられますか?
この記事では、マスカルポーネの基礎知識や食べ方、マスカルポーネを使ったおすすめデザートなどマスカルポーネの魅力を堪能する情報をたっぷりお伝えします。
Contents
チーズの分類;フレッシュタイプ
産地:イタリア
原料乳:牛乳
カロリー:434kcal/100g(製品により幅あり)
固形分中乳脂肪:80~90%
マスカルポーネは、イタリア原産のフレッシュタイプのチーズです。
柔らかくクリーミーでやや硬いホイップクリームのような食感で口に含むと自然に溶けてミルクの風味が広がります。
味わいは、酸味も塩味も穏やかで、熟成チーズのようなクセは全くありません。
簡単に言えば、クリームチーズと生クリームの中間的な味わいです。
そんなマスカルポーネを一躍有名にしたのは「ティラミス」でしょう。
なめらかな口当たりと甘やかなコクがエスプレッソの苦みとマッチし食べるものを幸せにします。
他にも、ディップやソースの材料として飲食店のメニューで大活躍しています。
マスカルポーネという名前の由来はご存知ですか?
この名前は、かつてイタリアを訪れたスペインの総督がこのチーズを初めて食べて
「マス・ケ・ブエノ(何と素晴らしい)!」
と叫び、その言葉がなまって付けられたと言われています。
マスカルポーネはフレッシュチーズの中でも特徴的な作り方をします。
まず原料には牛乳ではなく生クリームを使います。
その生クリームに熱を加え、天然の酸でゆっくり固めます。
最後、布などで濾過し水分を除去してパッケージされます。
なめらかでクリーミーな質感なので使用する量をスプーンですくって楽しみましょう。
マスカルポーネは基本的にプラスチックなどのケースに入っています。
保存する際は、表面をなるべく平らにならし、上面にラップを密着させることで空気に直接触れるのを防ぎます。
さらに、付属のフタを閉めて冷蔵庫で保存しましょう。
水分量が多いので劣化が早く、熟成による良い変化もありません。
新鮮であればあるほど美味しいので、開封後はなるべく早く食べきりましょう。
上質なマスカルポーネは、そのままコーヒーや紅茶とともに。
あるいはシンプルにはちみつやコンフィチュールなどを添えるだけで十分楽しめます。
料理の材料としてももちろん大活躍。
生クリームとグラニュー糖と合わせてティラミスなどのデザートに使うのは王道ですね。
デザート以外にも、他のブルーチーズや調味料と合わせてディップやソースにできます。
生ハムや野菜、フルーツなどと好相性。
イタリア産のコスパマスカルポーネはこちら。デザート、料理にたっぷり使えます。
マスカルポーネと言えばティラミス。こちらはティラミスとミルフィーユを合体させた斬新なデザートです。マスカルポーネのコクと風味にふんわり柔らかな口溶け。かなり売れているようです。ギフトとしてもおすすめです。
マスカルポーネは、チーズケーキにもよく使われます。マスカルポーネを使ったチーズケーキで最もおすすめなのが、ルタオのドゥーブルフロマージュです。イタリア産マスカルポーネの個性が活きた風味豊かなチーズケーキ。おそらく日本で最も売れているチーズケーキのひとつでしょう。
これまでご紹介した通り、マスカルポーネはさまざまな楽しみ方ができます。
コーヒー紅茶などのカフェのおともとして、またお酒のおつまみとしても使えます。
特に相性としておすすめはコーヒーでしょう。
コーヒーにクリームを入れるイメージで本当に違和感なくマッチします。
一緒にチョコレートソースやベリーやいちじくなどのコンフィチュールを添えるとさらに調和します。
ディップなどにしてアペリティフとして楽しむなら、シャンパンがおすすめ!
シャンパンのクリーミーできめ細やかな泡とさわやかな酸味が料理の脂肪分を洗い流し上品かつリッチな余韻を残します。
いぶりがっこなどの漬物と合わせるならぜひ日本酒とともに!
マスカルポーネは本当に様々な使い方ができる応用範囲の広いチーズです。
そのまま食べてもOK。
食材や調味料を加えるだけで性格もガラリと変わります。
ぜひいろいろな食べ方を試して、あなたならではの楽しみ方を見つけてみて下さい。