最終更新日:2019/07/17
スカモルツァは、バーベキューで大活躍の人気急上昇中のチーズのひとつです。
輸入食品店などでもよく見かけるようになりました。
この記事では、スカモルツァとはどんなチーズなのか基礎知識や食べ方などを徹底解説します。
チーズの分類;パスタフィラータ
産地:イタリア(原産地は南イタリア・カンパーニャ州)
原料乳:牛乳
スカモルツァは、主に南イタリアでつくられるチーズです。
原材料は、牛乳が主ですが水牛乳でつくられるものもあります。
形は、だるまやボール、巾着形など様々です。
スカモルツァの特徴を一言で言うと、「モッツァレラから水分を抜いたようなチーズ」です。
スカモルツァは、モッツァレラと同様に特別旨味や風味の強いチーズではありません。
塩味やクセも穏やかで優しいミルクの風味とかまぼこのような食感が特徴のチーズです。
また、生地はモッツァレラと同様に繊維質で熱を加えるとお餅のように良く伸びます。
スカモルツァには種類があり、代表的なものとして「ビアンカ」と「アッフミカータ」があります。
ビアンカは、プレーンタイプ。
アッフミカータは、燻製にしたタイプです。
日本では特にアッフミカータが人気で、ショップで販売されているスカモルツァは大抵アッフミカータです。
優しい燻製の香りが食欲を刺激します。
スカモルツァの生地は、パスタフィラータという製法でつくられます。
パスタフィラータとは、「パスタ(生地)」を「フィラトゥーラ(練って伸ばして繊維状にする)」するという意味です。
その名の通り、この製法でつくられたチーズは繊維質で、熱を加えると良く伸びる性質があります。
モッツァレラやカチョカヴァロ、ブッラータなどのチーズも同じパスタフィラータの製法でつくられています。
スカモルツァの作り方の特徴は、このフレッシュの生地をひもで吊るして乾燥させる工程にあります。
人気のスカモルツァ・アッフミカータは、小麦の藁でスモークすることで穏やかな燻製香を纏わせています。
スカモルツァは、そのまま食べても美味しいですが、オススメの食べ方は焼くことです。
フライパンや網で1cm厚にスライスしたスカモルツァをこんがり焼き上げます。
まさにお餅を焼くイメージでスカモルツァを焼いてみてください。
塩やオリーブオイルはもちろん、豚肉巻きや野菜とも相性抜群。
醤油や海苔で磯辺焼き風に楽しむのもありです。
アッフミカータは燻製の香りと甘いミルクの風味がマッチし、シンプルな味付けで十分美味しく楽しめます。
これまで見てきたように、スカモルツァはぜひ焼いて食べたいチーズです。
フライパンでこんがり焼くだけで食べ応えのある立派な一品になります。
また、スカモルツァはバーベキューで網焼きにしたり、ホットプレートでパーティーチーズとして楽しむのにも適したチーズです。
とろーり柔らかく香ばしく甘やかな美味しいスカモルツァをぜひ一度お試しください。