最終更新日:2018/12/21
日本人には昔からお茶を楽しむ習慣があり、その歴史は平安時代にさかのぼります。
食後にお茶、休憩中にもお茶、のどが乾いたらお茶、来客時にもお茶。
日本人にとって常にそばにある大変馴染み深い存在です。
現在は、お茶も日本茶に限らず、紅茶、ハーブティー、中国茶などバリエーションも多様化しています。
また、お茶の健康効果も最近ではよく耳にするようになり、新たにお茶を飲み始める人も増えているようです。
そこで今回は、お茶とチーズの相性を探っていきます。
「紅茶」「ハーブティー」「日本茶」に合うチーズや合わせるときのコツをご紹介します。
Contents
おそらく一番チーズと合わせるイメージが浮かぶのが紅茶ではないでしょうか。
チーズケーキやバターを使ったお菓子とよく合いますし、牛乳と合わせてミルクティーにもしますよね。
紅茶がよく飲まれる国と言えばイギリスです。
そしてイギリスのチーズは紅茶ととてもよく合います。
イギリス産のチェダーチーズにリンゴやレーズン、シナモンを合わせたまさにデザートチーズです。このチーズにはワインではなく絶対に紅茶です。
イギリスと言えばチェダーチーズです。そのチェダーの中でもイギリスで伝統製法で丁寧につくられた本場のチェダーです。もちろんスーパーで売っているチェダーチーズとはクオリティが違います。そして、紅茶とも不思議と合います。また、紅茶だけでなく、ウイスキーやワインともしっかり合わせられるおすすめチーズです。
イギリス産以外のおすすめはこちら。
紅茶には、クセが穏やかなミルキーなチーズがよく合います。そういう意味では、白カビチーズのなかでも優しい味わいのブリ・ド・モーがおすすめ。ダージリンやミルクティーがより合います。
次にハーブティーに合うチーズをご紹介します。
ハーブティーと言えば南仏のイメージですよね。
実際に南フランスなど地中海沿岸でつくられるチーズには、ハーブをまとわせたチーズもあります。
そのハーブをまとわせたチーズがこちら。羊のミルクでつくるコルシカ島のチーズです。ローズマリー、セイボリー、フェンネル、ジュニパー、赤唐辛子で覆われています。同じローズマリーをブレンドしたものなど、ちょっと強めのハーブティーがおすすめです。
ハーブティーに合わせるのに一番おすすめなチーズは、シェーヴルチーズです。シェーヴルの主張しすぎず柔らかいミルクの味わいがハーブティーとバランスが良く、さらに山羊特有の風味も中和してくれます。そんなシェーヴルの中でもクセが穏やかなピコドンは、ハーブティーに合わせるのに絶好です。
ハーブティーは基本的にタンニンが少ない渋みの穏やかなものが多いです。
ですので、チーズと合わせるときは、お茶に少しはちみつなどをプラスして味わいのボリュームを増してあげるとより相性が良くなります。
最後に日本茶に合うチーズを見ていきます。
これはなかなかイメージしづらいですよね。
でも日本茶でも、抹茶はデザートによく使われます。
抹茶には、クリーミーでコクや甘みのあるチーズが合います。
クリームチーズの王様といえばこのブリヤ・サヴァランです。普通のクリームチーズと比べると値は張りますが、味わいはまさに一線を画すチーズです。イメージはレアチーズケーキ。そのままでも当然美味しく楽しめますが、抹茶にあわせるならこれに黒蜜やきな粉を合わせても面白いです。
日本が誇るチーズ生産者の共働学舎新得農場がつくる白カビチーズです。熊笹の粉末を合わせた塩を使い、ほのかに笹の香りをきかせたチーズです。濃いめ煎茶としっくりきます。
こちらも笹ゆきと同じ共働学舎新得農場のチーズです。春限定の桜の塩漬けをのせた桜フレーバーのチーズです。桜の季節に桜茶とともに飲めば「日本人に生まれてよかった」と思えるはず。
以上、お茶に合うチーズをご紹介してきました。
お茶にもさまざまなものがあり、アイディア次第で十分に美味しい組み合わせがつくれます。
今はアルコールやカフェインを飲まない人も増えています。
そんな人にこそ試してもらい、ぜひ新たなチーズの楽しみ方を見つけください。