最終更新日:2020/04/14
ナチュラルローソンのおつまみコーナーで見つけたスティック状の焼チーズです。
食べてみると他にない意外性のある商品でした。
この「黒胡椒焼チーズ」はおつまみ専門店「伍魚福(ごぎょふく)」の商品です。
伍魚福は、神戸にある珍味の総合メーカーで、お酒のおつまみを専門に製造しています。その種類は約400種類。自社工場を持たず全国の工場と手を組みこだわりのある個性的な珍味を生み出しています。カンブリア宮殿にも登場したとても面白い企業です。
そして数ある商品の中でこの「黒胡椒焼チーズ」は人気商品のひとつ(伍魚福のホームーページの人気ランキングでは10位でした)。
一杯の珍極(ちんきわ)シリーズという、「素晴らしく美味しいものをちょっとだけ」をコンセプトにしたシリーズの一商品です。原料、原料、製法、味にこだわった食べ切りサイズのおつまみになっています。
この「黒胡椒焼チーズ」も1袋20gと量は少なめ。
細長いスティック状の焼チーズが9本入っています。
チーズは、チェダーチーズ、クリームチーズ、カマンベールチーズパウダーをブレンド。さらに黒胡椒をまぶしてこんがり焼き色を付けています。
香りはそれほど強くありませんが、鼻を近づけるとクセのない甘香ばしいチーズに黒胡椒が香ります。
見た感じは表面が溶けてもっちり弾力がありそうです。生地もしっとりしてしなやかです。
でも食べてみると想像とは全く違う質感に驚きます。
焼いたチーズらしい弾力性はなく、生地は思った以上に詰まっていて、噛むとほろりと崩れる食感があります。これはチェダーチーズの食感です。表現は良くないですが冷めて固くなったフライドポテトの質感に少し似ています。
でも味は全くポテトではありません(当たり前)。クリーミーでまろやかで凝縮したチーズの甘みと旨味がしっかり感じられ、少量口に入れるだけで豊かな風味と味わいが広がります。チェダーチーズとカマンベールの旨味とクリームチーズのコクとまろやかさがバランスよく感じられます。そして後味に黒胡椒がほんのり味を引き締めます。
さすがおつまみメーカーの商品だけあって確実にお酒を欲する味です。
お酒は、黒胡椒の風味からまずビールが浮かびます。旨味がしっかり感じられるので日本酒も合います。
また、1本が細く少しずつ口に入れるおつまみなのでウイスキーのロックなど強めのお酒をちびちびやる肴にも適しています。
食べてみると2度3度驚きのある食べ応えのある面白いおつまみでした。