薄く削るチーズの魅力「扇屋食品 ふんわり削りチーズ」

最終更新日:2020/04/19  

 

チーズに魚肉シートを合わせた商品はたくさんありますが、この「ふんわり削りチーズ」はそれを薄く削ったちょっと珍しいタイプ。

 

いったい薄く削ることでどんな魅力が表れるのか「ふんわり削りチーズ」の商品概要とともにご紹介します。

 

 

「ふんわり削りチーズ」の削ることで生み出される魅力とは?

 

この「ふんわり削りチーズ」は珍味を中心とした食品の製造・販売を行っている扇屋食品株式会社の商品です。

 

長年珍味をつくり続けてきた企業ならではの、新しいおつまみチーズの可能性を模索する中で生まれた商品とのこと。これまでにない食感やおつまみ以外の使い道ができる商品として、とろろ昆布や削り節をヒントに開発されています。

 

この「ふんわり削りチーズ」の特徴は、チーズの厚さです。チーズの口溶けと存在感のどちらも併せ持つベストな厚みにこだわり、最良と思われる0.3mmの厚さに仕上げられています

 

 

この写真のようにチーズの両サイドに魚肉シートがサンドされています。イメージとして、チータラを薄く削ったような商品とも言えます。

 

香りは強く、甘く柔らかい印象。白身魚のクリームソースのような濃厚なクリーミーな香りです。

 

ところが、香りの印象とは逆に、口に入れるとチーズの存在は急に姿を消します。ほんのり風味は感じますが、味はほとんど感じません。食感もパサついていてあまり良くありません。

 

しかし、噛み進めていくとチーズの存在感が徐々に増してきます。噛むごとに旨味が染み出てきてクリームと白身魚の風味が豊かに広がります。変な言い方をすると、がっかりからの巻き返しの強さがあります。

 

また、チーズを薄く削ることで、噛むときに口の中に空気がより多く含まれるので風味が一層強く感じられます。つまり、食べ応えよりも風味を楽しむ点に重きが置かれています。そして、それこそがこの商品の魅力であり斬新な点です。

 

さらに、1パック25g(105kcal)のボリュームながら、チーズが薄く削られているのでなかなか減らずゆっくり楽しめる点も魅力です。

 

そして、薄く削ることで食べ方も広がります。おつまみやおやつとしてそのまま食べる以外に、サラダなどの料理のトッピングとしても手軽に使えます。商品サイトにもいくつかレシピが紹介されています。

 

このように、「ふんわり削りチーズ」は、チーズを削ることのメリットを生かした独自性が魅力のおつまみです。

 

口に入れた時の食感の悪さなど薄く削ったことによるデメリットもありますが、それを超える楽しさや美味しさも感じる商品です。